クラフトビールと移住ライフの情報を発信しています。

【ビールの歴史】アメリカで発明された王冠栓付きビール

ビールの王冠 豆知識

1892年、アメリカのウィリアム・ペインターが使い捨ての瓶の栓を開発しました。
その形状から「クラウン・コルク」と呼ばれた王冠栓です。

日本では明治初期のビールにはコルク栓が使われていました。
当時のコルク栓は大変不便でした。
びんの口にがっちりとはまったコルクを引き抜くには、栓抜きをコルクにねじ込んでかなり強い力で引き抜かなければなりませんでした。
コルクを引き抜く際の困難はそれだけではなく、コルクを抜いたときに、よく泡を吹いたといわれています。

王冠栓が日本で最初に採用されたのは1900(明治33)年のことでしたが、当時は製瓶技術が未熟で瓶口の寸法が不揃いだったため、王冠栓を取り付けるとガス漏れや瓶の割れが発生しました。
このため、日本で本格的に王冠栓が採用されたのは製瓶技術が向上した大正時代になってからとなります。

ところで、瓶ビールの王冠栓のひだの数がいくつあるかご存じでしょうか。
現在は、ほぼ21で統一されています
これには物を支えるには3点が最も安定する」という力学の知恵が生かされています
それを利用して3の倍数を基準に試行錯誤がなされ、現在の「21」になりました。
ちなみに、王冠栓のひだの正式名称は「スカート」と言います。

タイトルとURLをコピーしました